東京五輪延期。志村けん死亡。消える楽観論(以下は日経から)。

TED TIMES 2020-33 「コロナ 4」 5/24 編集長 大沢達男

 

東京五輪延期。志村けん死亡。消える楽観論(以下は日経から)。

 

3.14 トランプ米大統領は13日、ホワイトハウスで記者会見し、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて国家非常事態宣言をした。

3.17(夕刊)NY株急落2997ドル安。12日の過去最大の下げ幅2352ドルを更新。

3.19 インフルエンザ薬「アビガン」、エボラ出血熱薬「レムデシベル」が、新型コロナウイルスの治療に有望だとわかる。

3.20 日本オリンピック委員会理事の山口香氏が、五輪の延期を、語る。

3.21 萩生田文科省大臣は春休み前までの一斉休校の要請を延長しない方針を示した(社説)。オーバーシュート(爆発的急増)、クラスター(感染者集団 )が社説で使われる。

3.22 国内感染者数1000人を超す。北海道159、東京134。

3.24 東京五輪は相当の期間、延期し、国際社会が協力してウイルス禍の収束にあたるべきだ。社説。

3.24 製薬企業にとっても、一過性の感染症の薬への投資は魅力的ではない。第一三共製薬の中山穣治会長「流行が過ぎると薬も終わりでは、ビジネスにならない」。

3.24(夕刊) 世界で外出規制広がる。英国、全土で自宅待機。米国、ニューヨーク、カリフォルニアなど15州以上で在宅勤務を義務化。

3.25 東京五輪21年夏に延期。首相、IOC会長と合意。大会名称は「2020」を維持。

3.25 武漢4月8日に封鎖解除。

3.26 都、週末の外出自粛要請。1日最多、41人の感染を確認。

3.26 武漢肺炎、日本は負けない。武漢ウイルスが暴いた真実(月刊「Hanada」の広告)。

3.27 東京、神奈川、千葉、埼玉、山梨。不要不急の外出を自粛するように住民に求める。政府対策本部を設置。緊急事態宣言が可能になる。

3.28 ジョンソン英首相、新型コロナに感染。阪神藤浪晋太郎投手ほか2名がPCR検査で陽性反応。

3.28 香港大や広西医科大の研究チームは、新型コロナウイルスとよく似たウイルスを、体がウロコで覆われた希少な哺乳類「センザンコウ」から見つけたと発表した。

3.28 首相、「アビガン」を新型コロナウイルスに治療薬として承認する手続き始めると発表。

3.29 ドイツの死亡率0.7%、イタリア10%、スペイン7%。1)ドイツは1月初旬から感染検査を開始。3月中旬に16万人検査。感染者には症状の軽い若年層も含まれる。2)感染者を早期に発見し、外出自粛を促し、高齢者への接触を避けた。3)人工呼吸器、ドイツ2万5000台、フランス5000台、イタリア3~5000台。医療体制の差。

3.31 志村けんが29日、新型コロナウイルスによる肺炎のために死亡。感染が明らかになったのは23日、それからわずか6日だった。

4.2 日本の検査数の少なさが目立っている。100万人あたりの検査数で、韓国6000人以上、ドイツ2023人、日本117人。

4.2 コロナ検査時間短縮がカギ。PCR法、4~5時間、精度高い。イムノクロマト法、10~15分、精度低い。

4.3 医療体制の整備のために緊急事態宣言もためらうべきではない。学校の再開は見通せない。在宅で学べる環境整備が課題だ。(社説。2月末から一変、論調が変わる)

4.4 NPB(日本プロ野球機構)は3日、24日の開幕を断念し、143試合のレギュラーシーズンを削減する方向で合意した。開幕は4月下旬から5月上旬に決定する。

4.5 東京118人が感染。1日最多。

4.5 新学期について、東京都心部、大阪、横浜など大都市部の公立小中学校が休校措置を延長することがわかった。東京23区のうち21区は再開を5月の大型連休明けにする。

4.5 経路不明の感染者数は2週間で10倍以上増え、4日の感染者数の7割を占めた。

4.6 世界は「情報パンデミック」に翻弄されている。発端は「トイレットペーパーが中国から輸入できず品切れになる」。それを打ち消す投稿。「大半が国産。落ち着いて」。善意のデマ退治の情報が逆に品薄を連想させてしまった。