イーキン・チェンの「Here and Now EKIN IN CONCERT 2022 11.19~27」にスタッフの一員として、香港に行ってきました。

THE TED TIMES 2022-43「香港日記」 12/7編集長 大沢達男

 

イーキン・チェンの「Here and Now EKIN IN CONCERT 2022 11.19~27」にスタッフの一員として、香港に行ってきました。

 

11月22日(火)

20時15分、香港着。

空港では通路の両側にいる医療スタッフ10数人に迎えれました。

口を開けてアーン、検体を摂取されました。並んで待つこと10分ぐらいでしょうから。

イミグレーションでは日本人はたったの一人、私だけでした。飛行機は満員だったのに。

バスでホテルへ、22時半ぐらい、PERCY(香港の映画スター・歌手のイーキン・チェンのスタッフ)が待っていてくれました。

 

11月23日(水)

外出禁止。ショッピングはOKですが、レストランへは入れません。もちろんコンサートにも行けません。

朝は近所に行って焼売を買って部屋で食べました。

11時ごろ、サンディ(イーキン・チェンのマネージャー)とMichael(サンディのパートナー)が来て、バンに乗って出かけ、3人分のランチを買ってきて、ホテルの部屋で食べました。

マイケルが政府のウェブサイトに入り(これが大仕事)、明日再検査があると知らされました。

他の日本人はどうやって再検査の場所を確保しているのだろうか。

3時ごろ3人で出かけ、マイケルは仕事に、サンディとセントラル(中環)へ。

サンディは仕事の打ち合わせに、私は大古(taikoo)へショッピングへ。

目的のElvisの本はありませんでしたが、代わり「ARAKI」という写真本を発見。翌日買いました。

ZARAでセーターを買う。

ドライバーのCNUNさんは、別れ際に、夕食とビール三本、そして朝食も渡してくれました。

 

11月24日(木)

10時半にドライバーのCHUNさんが迎えに来てくれました。

サンディーの家に、そしてコロナの検査場に。

12時にLUNCH。LUCY coffee and food。

マーシャルの小さなスピーカー、ソウルミュージック、板張りの床、アンティーク風の家具、タツゥーの店長Lucy(サンディのお嬢さんJane=タレントの友達)。

まるで70年代のサンフランシスコでした。

14時イーキンのHarbor Cityでのチャリティーイベントへ。

そのあとは一人でチムサーチョイへ。駅から大古(taikoo)へ。

本屋で「ARAKI」、ZARAでまたまたセーターをゲット。

ともかく寒い。

18時ホテルへ。ビール、シーバスリーガル、ハンバーガー。

レッチリを聞いて眠りました。

 

11月25日(金)

外出できるQRコードが送られてきません。

途方に暮れました。

いつも行っているtsumusatuiのお粥のお店の前でうろうろ、テイクアウトを頼もうか迷って、5分ほどいましたが諦めました。

キャメロン通りで人々が群がっていました。

お粥と揚げパンを買いホテルで食べました。

そして9時15分ごろ突然(あたりまえだ)QRコードが送られてきました。

「M+」(エムプラス)へ。パルコのCMが流れていて驚きました。石岡瑛子、操上和美、高杉治郎・・・残念ながら私の名前はありませんでした。

ランチはキャメロン通りの「立鮨(SUSHI TCHI)」へ。赤身、サーモン、スクイードを1巻ずつ、カッパを6個食べました。

黒酢、シャリに色と味がついていました。

ホテルに帰り、リンゴをむいて食べました。

なんででしょう。リンゴでこんなに癒されるなんて。

 

「Here and Now」(イーキン・チェンのコンサートのタイトル名)。5時ごろ 香港コロセウムへ。

1、New Style・・・会場をコロシアム型に360度使うのではなく、コンサートホール型に180度使う、イーキンとしては新しい形式のイベント。ショウではなく、コサートライブです。

2、Music Oriented・・・アレンジがディスコ風、ソウル風、ラップ風と多彩。ツインリードのギター、女性ボーカル二人、そして若い男性のラッパーに囲まれて、イーキンが音楽をやっています。

3、Visual Adventure・・・圧巻はステージ全体にプロジェクションされる巨大な映像。街、崩壊するビル、海、流れ落ちる滝、満月、月食、森、樹々の葉、水滴・・・観客はイマジネーションを刺激され驚愕します。

4、Band in the sky・・・ステージの上方2階から3階のあたりに、左からドラムス、キーボード、ギター、バイオリン、フルートのメンバーが距離を置いて配置。プロジョクションの映像によっては、大空のバンド、雲上のバンド、海上のバンドに・・・。もちろんライブのエンディングではメンバーが、地上にステージの降りてきます。

アートディレクションのJoelに敬意を評します。素晴らしいエンターテインメントになっています。

イーキンはやはりルックスのシンガーです。すべての表情、すべてのアクション、すべてのトークで観客を魅了しています。

ステージでは、日本から来た友人にという特別の語りを入れて「仮面ライダー」を、Tedにプレゼントしてくれました。イーキンありがとう。

 

11月26日(土)

1、花輪・・・サンディがアレンジしてくれた立派なお花をプレゼントできました。

「Good Show from Sumiko , Daisuke and Ted」

ショウの後、イーキンがお花を抱えて、Tedとの写真を撮ってくれました。

そのあと、サンディ、マイケル、ヨーヨー(イーキンの奥さん)、パンク(音楽ディレクター)、奥さん、ジョアン(スタッフ)、パーシー・・・。

みんなとの集合写真も撮りました。

とても300ドルの花輪とは思えません。

どうしましょうか。

2、利苑酒家(リーガーデン)・・・お昼にマイケルがホテルに迎えに来てくれて、リーガーデンでご馳走になりました。

帰りもホテルまでタクシーで送ってくれました。

全く申し訳ない。

どうお礼していいのかわかりません。

明日は(今日27日日曜日)は、ゴルフのドライビングレンジに行くというスケジュールをつくって、お昼はお断りすることにしました。

甘えているのがいいのか、かといって香港でわがままな単独行動は失礼なのか、よくわかりません。

ともかくサンディの気配り、心配りに恐縮しています。

3、ショウ・・・PA(音とライティングの調整テーブル)の真後にあるテレビカメラの位置から、写真を撮りました。

ダイナミックなビジュアル・ショウ。改めてJoel(ショウ全体のクリエイティブ・ディレクター)のクリエィテビティーに敬意を表せざるを得ませんでした。

そして音楽も今風。Punkも頑張っています。

イーキンのパパ・ママがお見えになりました。

ママは車椅子。

元気なパパから、なんども力強い握手をされ、スミコは?訊かれました。

 

 

11月27日(日)

1、GOLF・・・ネットで検索したら、ドライヴィングレンジをすぐに探すことができました。

オリンピックステーションのそば。クラブを2本借りて、手袋買って、1時間。400ドルぐらい払いましたが、まあまあ。

いい練習ができました。

香港のレベルは低い。私が一番うまかったように思います。

2、close up・・・初日ミディアム、二日目ロングを撮りましたので、今日はアップ中心。

撮れています。十分すぎるぐらい。撮りやすいとは観客にとっても見やすいコンサートなのでは、と思いました。

3、Henry・・・深夜の打ち上げで、隣に座ったのはヘンリーでした。

What is your role in this concert? Back stage photographer!

舞台裏を記録することだという。

隠された部分を撮るには、イーキン、サンディとの信頼関係が欠かせない。

いい写真を撮るには、フレーミング、ライティングではない、人間性が必要。

ヘンリーの話には全く同感しました。

 

コンサートは終わりました。

 

28日(月)

1、LUNCH・・・香港の古い街並みが残っているレストランで、典型的なHK lunchをご馳走になりました。

スープスパケッティ、ハム&スクランブルエッグ、トースト。

お世辞にもおいしいとは言えないメニューですが、素敵な時間をプレゼントしてくれたサンディとマイケルの心遣いで、胸がいっぱいになっていました。

2、サヨナラデイナー・・・19時からサンディのお家でテッドのためのサヨナラディナーがありました。

ご両親、サンディ、マイケル、ジェイン(ウオーターメロン)、そして途中から子犬と子猫ちゃん(めちゃ可愛い)も加わりました。

大根のスープ、蒸した鶏肉、そした大きなお魚が出てきました。

マイケルのテッドへの気遣いです。さらにマイケルは白ワインのchablisを用意してくれました。

Chardonnayが苦手というテッドの話をしっかり聞いていてくれていました。

3、ジェイン・・・ジェインの友達、ルーシーの話になりました。

テッドが香港レストランで唯一、5つ星をつけた、” Lucy coffe and food”のオーナー&クッカーのルーシーです。

ルーシーはオーストラリアに1年間、料理の勉強に行っていたそうです。

そのときにいろいろな友達の影響を受けたのでしょう。多分ヒッピーライクな彼氏がいた・・・。

ルーシーはオーストラリアにケーキ・レストランをオープンする夢を持っているそうです。

時代は変わります。

香港では、ジェインやルーシが中心になって、活躍するようになります。

帰りの車をウーバーで呼んでくれたのは、ジィエン。

やっぱ、これからはジェインたちの時代だ、と思いました。

4、ママ・・・チャールスは、かけこむように口にご飯を流し込むと、さっさとお部屋に帰って行きましたが、

ママは車椅子のまま、テーブルにいました。

テッドは、コンサートでイーキンとサンディのパパ&ママの話をして、みんなを笑わせました。

イーキンのパパは何度もテッドの手を強く握りしめた。チャールスとテッドは<膝の痛み>について長いディスカッションをした。

そして二人のママは、テッドとの深い恋に陥っている、ことがすぐにわかった、とバラしました。

なぜなら、二人は最高の笑顔を浮かべて、「テッド!あなたの部屋番号を教えて」、目で熱く語っていたから。

ママは、今年いちばんの笑顔見せて、笑いました。

 

 

29日(火曜日)

12時にサンディがホテルに迎えに来てくれました。

ほんと、申し訳ない。

なんとお礼を申し上げていいのか、言葉が見つかりません。

ありがとうを、百回繰り返して申し上げたい、気持ちでいます。

 

 

以上で Ted in HK はおしまいです。

夜12時に自宅に戻りました。

 

ガーヨウ(がんばれ)イーキン

サン フーサイ ラ(おつかれさま)サンディ。

 

エンド。