2023-01-01から1年間の記事一覧
THE TED TIMES 2023-49「ポトフ」 12/23 編集長 大沢達男 またまた年末の大逆転、映画『ポトフ』が、今年の私の好きな洋画のNo. 1になりました。 1、田園交響曲 野原に長くテーブルを並べ、30人ぐらいの人が食事をするシーンがあります。 左手の奥にシャトー…
THE TED TIMES 2023-48「ゴジラ-1.0」 12/19 編集長 大沢達男 年末の大逆転『ゴジラ-1.0』が、今年の私の好きな邦画のNo. 1になりました。 1、大和心 特攻隊として出撃した零戦が突撃できずに不時着、しかもその整備基地の危機で仲間を見捨てることになる、…
THE TED TIMES 2023-47「石川遼」 12/12 編集長 大沢達男 遼クンさようなら、また会う日まで。 1、サンデー・バックナイン ゴルフ日本シリーズの初日(11月30日)、遼クンは-2(ツーアンダー)で回りました。トップ・グループではないけれど、いい出だしでした…
THE TED TIMES 2023-46「『首』北野武」 12/5 編集長 大沢達男 残念ながら世界No. 1は見送りです。『首』の北野武は、映画史で、どこに位置付けられるのでしょう。 1、TOHOシネマ日比谷 映画『首』(北野武監督)を観るために、映画開始の2時間前に日比谷に…
THE TED TIMES 2023-45「米国の敗北」 11/29 編集長 大沢達男 「×××という老いぼれに率いられた子供っぽい集団」の敗北。 1、ならず者国家 英国を代表するジャーナリスト、FT(Finacial Times)のギデオン・ラックマンは、ロシアは今やマフィア国家である、と…
THE TED TIMES 2023-44「クリスティアン・ムンジウ」 11/22 編集長 大沢達男 『ヨーロッパ新世紀』という変な日本題名の映画、日本人が全く映画を理解できない証拠(原題 『R.M.N.』)。 1、彼女 トランシルバニア・ルーマニアのある村の住民集会です。 村の…
THE TED TIMES 2023-43「ロウ・イエ」 11/15 編集長 大沢達男 映画のロウ・イエ監督が、世界No.1(私のベストテン)から陥落しました。 1、シネ・リーブル池袋 11月3日文化の日、映画「サタデーフィクション」のプロモーションで、ついに憧れのロウ・イエ…
THE TED TIMES 2023-41「秋元康」 11/7 編集長 大沢達男 「コンセプト」の作り方を秋元康から学びましょう。 1、アンディ・ウォーホル 「インタヴュアーはしゃべって欲しいことを、あらかじめ教えて欲しい、私はその通りに話すから・・・」と言ったのは、 現…
THE TED TIMES 2023-40「SMR」 10/30 編集長 大沢達男 FTのジリアン・テットの「SMR」議論が面白い。これから彼女に注目します。 1、サム・アルトマン サム・アルトマン(1985~)を知っていますか。 チャットGPTで世界の注目を集めているオープンAI社のCEO…
THE TED TIMES 2023-39「2024年問題」 10/22 編集長 大沢達男 「2024年問題」を語るなら、フィールドワークをして、まず現場の声を聞くべきである。 1、2024年問題 「2024年問題」とは、労働時間短縮とワークライフバランスの問題です。日経の「『2024年問題…
THE TED TIMES 2023-38「藤井聡太②」 10/15 編集長 大沢達男 藤井聡太は、希有の天才の一つの実験の結果、想像の線の上の必然。 1、永瀬拓矢 藤井聡太8冠達成。 最後のタイトル「王座」を明け渡した永瀬拓矢が、日経のインタヴューで藤井聡太は「人間をやめ…
THE TED TIMES 2023-37「大川周明②」 10/8 編集長 大沢達男 『日本二千六百年史』(大川周明 毎日ワンズ)を読む。 1、ダイナミック 大川周明は戦前の代表的な国家主義者として知られています。 ところが『米英東亜侵略史』(土曜社)を読んで、単純な「国家…
THE TED TIMES 2023-36「大川周明」 10/1 編集長 大沢達男 なぜ学校で、大川周明の『米英東亜侵略史』を、教えてくれなかったのだろう。 1、東京裁判 東京裁判(極東国際軍事裁判)でただ一人民間人で、A級戦犯容疑者として逮捕されながら、精神障害のために…
THE TED TIMES 2023-35「椿姫」 9/21 編集長 大沢達男 ローマ歌劇場『椿姫』で、俄然輝いていたモンゴル歌手、アマルトゥブン・エングバート。 1、開演前 早く会場に行って、ロビーで観客ウオッチングを楽しもうとしていたのですが、何だか遅れてしまいまし…
THE TED TIMES 2023-34「菅沼光弘」 9/14 編集長 大沢達男 『「統一教会」問題の本当の核心』(菅沼光弘 秀和システム)を読む。 著者の菅沼光弘(1936~2022)は、元公安調査官です。この著作の後に亡くなられています。 この本の「はじめに」に書いてある通…
THE TED TIMES 2023-33「兎たちの暴走」 9/7 編集長 大沢達男 映画『兎たちの暴走』(兎子暴力 The Old Town Girls)』は、中国を語る上で欠かせない新しい中国映画です。 1、アンニュイあるいはノンシャラン 「アンニュイ」(物憂げで気怠い)あるいは「ノン…
THE TED TIMES 2023-32「ブリゴジン」 8/29 編集長 大沢達男 プリゴジン暗殺に見られる「ニヒリズム・ロシア」の系譜。 1、ニーナ・フルシチョフ ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者エフゲニー・ブリゴジン(1961~2023)が搭乗していた民間小型ジェット機…
THE TED TIMES 2023-31「ジェームス・ディーン」 8/22 編集長 大沢達男 『理由なき反抗』でのジム(ジェームス・ディーン)の台詞を覚えてみましょう。 1、『理由なき反抗』 映画『理由なき反抗(Rebel Without A Cause)』(1955年 ニコラス・レイ監督)は、…
THE TED TIMES 2023-30「中沢啓治」 8/15 編集長 大沢達男 被爆者の体験は絶対的ですが、平和思想は人それぞれでいい。 1、『はだしのゲン』 広島原爆の被爆者の体験は、『原爆の子』(長田新編 岩波書店)と『はだしのゲン』(中沢啓治 汐文社)によって、…
THE TED TIMES 2023-29「弘中惇一郎」 8/3 編集長 大沢達男 暴走する特捜、責任はマスコミにもある。 1、スタンドプレー 5年近く前になりますが、カルロス・ゴーン日産自動車会長が東京地検特捜部に逮捕されたときに、堀江貴文(ホリエモン)が言った言葉が…
THE TED TIMES 2023-28「パフューム」 7/26 編集長 大沢達男 「パフューム」を初めて見た驚き、それは「未来の記憶」。 1、驚き 7/15~17の音楽イベント「インスパイア・トウキョウ」(代々木体育館)の2日目。 「パフューム」は、「iri」、「いきものがかり…
THE TED TIMES 2023-27「森達也」 7/19 編集長 大沢達男 ドキュメンタリー映画『iー新聞記者ドキュメントー』(森達也監督)から森達也を検証します。 1、望月衣塑子(もちづきいそこ=東京新聞社会部記者) 映画の主人公は望月衣塑子という新聞記者です。 2…
THE TED TIMES 2023-26「香港警察東京分室」 7/12 編集長 大沢達男 民主活動家から、そして「中南海」から、香港をめぐる二つの視点。 1、賞金つきの「民主活動家」 まるで逃亡するガン・ファイターに賞金を懸ける西部劇です。香港当局が海外に逃れた民主…
THE TED TIMES 2023-25「ワグネルの反乱」 7/5 編集長 大沢達男 プーチンはリベラリズム帝国主義に敗れるのか。断じて違います。 1、ワグネル プーチン政権は危ない、ワグネルの反乱がそれを証明している。 プーチンの軍事行動を理解するかのような態度を取…
THE TED TIMES 2023-24「南京事件」 6/23 編集長 大沢達男 「南京大虐殺」での、朝日新聞の横暴は、大虐殺以上に怖い。 1、本多勝一(『中国の旅』 1971年 朝日文庫) 従軍慰安婦報道で、朝日新聞は2014年8月5日に誤報を認め、謝罪しました。誤報の元になっ…
THE TED TIMES 2023-23「水素社会」 6/15 編集長 大沢達男 「水素社会」の掛け声は大きい。しかし実現までは遠い。 1、水素社会 水素は燃焼しても炭酸ガスを出しません。カーボンフリーです。そして水素は国産が可能、中東に依存する石油とは違います。 では…
THE TED TIMES 2023-22「映画『TAR』」 6/8 編集長 大沢達男 映画『TAR/ター』に納得できないのは、音楽を大切にしていない、指揮者の魅力を描いていないからです。 1、萩元晴彦 「現代の主役・小澤征爾”第九を揮る」というドキュメンタリー番組ありました。…
THE TED TIMES 2023-21「ノモンハン」 6/1 編集長 大沢達男 福田和也が絶賛する、戦争画「ハルハ河畔之戦闘」とは何か。 1、ノモンハン 一枚の戦争絵画があります。「ハルハ河畔之戦闘」という題名の縦140.0×横448.0の巨大な絵画。1941年の藤田嗣治の作品で…
THE TED TIMES 2023-20「目黒シネマ」 5/24 編集長 大沢達男 『恋人も濡れる街角』から始まり、『明治天皇と日露大戦争』で終わった、青春の物語。 1、中村雅俊 ちょっとナンパを気取ったときに、『恋人も濡れる街角』を歌います。桑田佳祐の作詞作曲ですか…
THE TED TIMES 2023-19「林舞輝」 5/17 編集長 大沢達男 サッカーの新しい常識「戦術的ピリオダイゼーション」と「構造化トレーニング(バルセロナ構造主義)」を、『「サッカー」とは何か』(林舞輝著 ソル・メディア)から学ぶ。 1、戦術的ピリオダイゼー…