TED TIMES 2020-45「コロナ8」 7/20 編集長大沢達男
なぜ、日本は感染者数が少ないのか、死者が少ないのか、わからない。
(以下は日経の記事から)
6.1 コロナ対策「勝因」見えず。
編集委員矢野寿彦の署名記事が優れている。
1)コロナ封じ込めに何が効いたかよくわからない。
2)「日本モデル」とは言われない。「台湾モデル」は情報テクノロジーをうまく使った。「韓国モデル」は検査と追跡で隔離で感染を抑えた。日本の対策に合理性・一貫性はない。しかも「自粛要請」という矛盾。
3)人と人の接触を8割減らす数値目標が、都市部の人出の削減に置き換えられた。そもそも接触機会の削減を定量的に示す定まった手法もない。
4)PCR検査を厚生省の技官が決めている。根拠が説明されていない。
5)専門家会議が決めた「新しい生活様式」(5/4)。通販利用、食事は横並びなどは、医学的な助言とはほど遠い。
(概算で世界のコロナ感染者数1000万人日本2万人、1/500。世界の死者50万人日本1000人、1/500)
6.4 巨人・坂本、大城、陽性。翌日陰性。
6.12 東京都の休業要請は「ステップ3」に。
6.19 政府は都道府県境をまたぐ移動を全面解除。コンサート、イベント1000人以内容認。野球は無観客。感染防止策でライブハウスの営業の容認。
6.20 (社説)ワクチン、治療薬の開発は1~2年かかる。それまで感染拡大を回避したい。まずPCR検査。唾液を使った安全は検査。さらに短時間の抗原検査。検査数を増やして隠れた市中感染、海外からの流入を素早く探知する。さらに濃厚接触者を追跡する追跡アプリの開発。感染を制御可能にし、経済と社会を再起動したい。
6.23 「5G時代の展望『感染症との共存にも寄与』(三瓶政一大阪大学教授)」
1)5G時代に入ったが、スマートフォンの5G対応だけが話題になっている。5Gの本格サービスはスマホが中心ではない。
5Gは、バーティカル(垂直)セクターシステムと呼ばれる「交通システム」、「農林水産システム」、「産業システム」を構築する。あらゆるモノがネットにつながる「IoT」が主役になる社会である。5G時代ではAIもロボットが人にとって代わるようになる。
2)新型コロナウイルスの蔓延でテレワークが導入された。ヒトとコトを仮想的に融合できる仕組みが必要になってきた。それを実現するのが5Gである。コロナ禍はすぐに終わらない。別の感染症が発生する可能性もある。感染症と共存できる体制を整える必要がある。
3)5Gは製造業に新たな視点を提供する。システム構想は先進国、製造拠点は後進国は古い。5Gは、製造拠点の分散化、物流拠点の多様化を、リーズナブルなコストで実現する。
6.25 コロナ専門者会議を廃止。代わりに新型インフルエンザ対策閣僚会議のもとにある有識者会議に感染症の専門家らによる分科会を新設する。
6.25 米コロナ再拡大期。再生産数(1人の感染者が何人にウイルスをうつしているか)は約半数の26の州で拡大の目安である「1」を超えた。
6.25 ファーストリテイリングの柳井正会長兼社長が、京都大学に個人として総額100億円を寄付すると発表した。
6.29 世界の新型コロナウィルス感染者数が28日午後7時に1000万人を超えた。過去1週間で感染者数の増加数が最も多かったのは米国の25万人超で、続いてブラジル24万人超、インド11万人超となっている。
6.29 コロナ死者50万人に。米国12万5000人、ブラジル5万7000人、英国4万4000人、イタリア3万5000人、フランス3万人弱。因み日本は1000人以内。
6.30 ディスニーあす再開。来場者普通の2割。1万5千人程度に限定。
6.30 米医薬大手ギリアド・サイエンシズは新型コロナウイルスの治療薬「レムデシベル」の価格を患者一人当たり2340ドル(約25万円)に設定と発表した。